「運び屋」クリント・イーストウッド作品最高傑作かも。

クリント・イーストウッド監督主演の最新作「運び屋」。その名の通りメキシコの麻薬カルテルの仲間となりコカインの運び屋となってトラックを運転する主人公はなんと90歳のおじいちゃん。実際に演じているイーストウッドも1930年生まれだからもう88歳だって知ってもうびっくりしました。こんだけ濃い味の表情ができる88歳は世界中探しても見つからないでしょう。

主人公は自分の情熱を仕事のみに捧げてきた男、家族のことは二の次。それでも仕事がうまくいかなくなって、ひょんなことから紹介された運び屋の仕事で大金を稼ぎ続けるうちに物語は動き始めます。

クリント・イーストウッド作品を見たことがある方はお分かりだと思いますが、彼の作品って結構ヘビーなものが多いんですよね。見た後にずしんと心に響くとゆうか、すっきりハッピーエンドとゆうわけにいかないものが多いんです。グラン・トリノとか結構きつかった。。。まあそれでも見て良かったと思えるし、胸糞とゆうほどではないんですが。

そんなわけで今回も重い作品と覚悟して映画館に行ったのですが、意外と言ったらなんですが、イーストウッド作品の中では妙に納得できるラストになっていました。いやもちろん、笑ってハッピーとゆうわけにはいかないんですがね。

でもなんてゆうか、「うん。うん。これでいいんだ。うん。」といった具合に納得してしまうんです。

きつい暴力描写や残酷なシーンは全くと言っていいほどありません。それでも出てくる俳優さんたちがまあ演技がうまいもので、微妙な心理を表す表情がもう絶妙。

劇中のイーストウッドの娘を演じているのは何と本当のイーストウッドの娘さんなんですが、彼女を始めとする家族たちの心理描写は心に来るものがありました。主人公と奥さんが終盤二人で話をするシーンは正直涙が流れてしまったほど。

この映画で描かれているテーマはいくつかあると思いますが、その一つが「許し」だと思います。今まで重ねてきた罪を許してもらうにはどうすればいいのか。許すほうから見るとそれは意外にシンプルなものかもしれません。

あんまりネタバレしたくないので書いてることが抽象的になってしまいますが、この映画はイーストウッド作品の中でも最高傑作とゆう声もあがっています。

鑑賞後の満足感と妙な納得感を鑑みると、最高傑作の評価もうなずける気がします。いや、見たほうがいいよこれ。

最後になりますがエンドロールを見ていて気付いたのが、音楽がアルトゥーロ・サンドヴァルだとゆうこと。

全然知らなかった!けどエンドロールをバックにばっちりトランペットが流れていました。サンドヴァルのイケイケのイメージとは違って渋い!かっこいい!


イーストウッド、俳優人生の集大成、ここに。 演じるのは伝説の運び屋! 全米驚愕!前代未聞の実話を映画化!

■Introduction 幾度となく麻薬を運び、巨額の報酬を得ていた伝説の“運び屋”。その男、なんと90歳の老人だった!数々のアカデミー賞に輝く巨匠クリント・イーストウッド監督最新作にして・主演作。 機知に富み、麻薬取締局の捜査をかいくぐり、最年長の“運び屋”となった老人の、前代未聞の実話。 『アメリカン・スナイパー』(14)でタッグを組んだブラッドリー・クーパーをはじめ、アカデミー賞豪華キャスト共演。

■Story アール・ストーン(クリント・イーストウッド)は金もなく、孤独な90歳の男。商売に失敗し、自宅も差し押さえられかけたとき、車の運転さえすればいいという仕事を持ちかけられる。それなら簡単と引き受けたが、それが実はメキシコの麻薬カルテルの「運び屋」だということを彼は知らなかった…。