みなさんこんにちは!スキピオ(@scipiopiano)です!
ピアノ曲を中心におススメのクラシック音楽を紹介していくこのコーナー。
一日一曲、ほぼ毎日更新していきますのでクラシック初心者の方もクラオタの方も是非一緒に聞いていきましょう。
リスト作曲 愛の夢第3番
愛の夢と呼ばれる曲は実は3つありますが、ほとんどの場合愛の夢言われればこの3番を意味します。
その名の通り非常に美しいメロディーですよね。なんせ愛の夢ですから。
「愛」だけでも十分甘いのに「夢」までついてるもんだからそれはもう激甘なわけです。
ピアノを弾く人なら一度は憧れるこの曲、私は一度も弾いたことがありません。
前回のノクターンと同じで、メジャーな曲は弾きたくない病の末期患者なんです私。
歳をとって次第に症状は緩和されつつありますので、リハビリのつもりで近々弾いてみたいと思っております。
ちなみに難易度はそこそこ高いのでまったくの初心者の方にはお勧めできませんが、それでも数年かけてやるつもりであれば十分目指すことは可能です。
地道に練習するのみです。
もとは歌だった
リストはこの愛の夢を歌曲として作曲したのですが、1850年にリスト自身によってピアノ用に編曲されました。
リストは歌曲とかオペラのピアノ編曲を多数おこなっていますが、これについては自分の曲を自分で編曲するとゆう珍しいケースになっています。
ちなみに歌曲版の曲名は
- 第1番 「高貴な愛」
- 第2番 「私は死んだ」
- 第3番 「おお、愛しうる限り愛せ」
だそうです。
仰々しい限りですね。
愛しうる限り愛せとは。女にもてまくったリストさんらしい情熱的な表題です。
しかし言われてみればたしかにあのメロディーは歌として歌詞を載せるには最適なほどキャッチーですよね。
歌詞が無くても口ずさむには最高です。
風呂に入りながら歌う鼻歌にもってこいではないでしょうか。
まあ愛にも色々な形がありますもんで、この曲で歌われる愛は私みたいな一回のピアノ芸人が想像するようなもんではなく、もっと壮大で高貴なものでしょう。
シェイクスピアの戯曲みたいなもんでしょうか。
少し歌詞を抜粋してみると
O lieb,so lang du lieben kannst!
O lieb,so lang du lieben magst!
Die Stunde kommt,die Stunde kommt,
Wo du an Gräbern stehst und klagst!おお 愛しなさい、君が愛せるだけ!
おお 愛しなさい、君が愛したいだけ!
その時は来る、その時は来る
君が墓の前に立って歎く時が
なんかちょっと重い。。。
いや違うか、いずれ命は尽きるから人生を無駄にするなといった感じで受け取っておきましょう。
リストは晩年教会に出家するほどキリスト教の教えに傾倒しています。
宗教をテーマにした曲も多数書いているのですがそれは別の機会にまた。
YouTubeから演奏動画を3つピックアップ
さてそれではYouTubeから愛の夢の演奏動画を探してみましょう。
1つ目はフジコ・ヘミングさんです。
この方の演奏は本当に情緒深くて感情に溢れてますね~!
まさに歌そのものです。ピアノを使って歌ってるんですよ。
彼女はNHKのドキュメンタリーで一躍有名になり、そのサクセスストーリーから一部のピアニストやクラシックファンからはあまり認められていないとゆうか、色物扱いされている節がありますが、はっきりいってそんなものはただの妬みでしょう。
たしかに彼女はその年齢もあってテクニックにやや不安なところがありますが、音楽そのものは他の誰も真似できない魅力で溢れています。
彼女の演奏を聴いているとまじでミスタッチとかどうでもいいんだなって思いますね。
ただそれは彼女のように強烈な個性と人間的なストーリーを持っている人だった場合の話。
普通のピアニストがコンクールなどで賞を取りたいんだったらやはりノーミスじゃなきゃダメなんですけどね。
お次は辻井伸行くんの登場です。
はい、今回は日本人多めでいきますよ。
彼はアメリカのヴァンクライバーンコンクール優勝とゆう文句なしの経歴を引っさげ、目下世界中で大活躍中です。
もはや目が見えないとか関係ないくらいスーパーな演奏を聞かせてくれます。
目は見えてないけど彼には音楽が見えてるんじゃないかな。
普通の人には見えない音楽そのものが彼にははっきり見えてるような気がしてなりません。
動画のほうは若々しいフレッシュな演奏になっています。
歳をとってどう深みが増していくか非常に楽しみですね!
はいラストはキーシンです。
なんてゆうか、その、、
若~い!!ww
動画の概要欄によると19歳の頃の演奏だそうです。
しかも場所は日本。東京芸術劇場。
いやあ若くて痩せてますね。
こだわりの髪型も勢いに溢れています。
いまにも爆発せんばかりですね。
そうそう、キーシンと言えば幼馴染と結婚しましたね。おめでとう!
あ、そういえば11月にみなとみらいでリサイタルやるんだよなぁ。まだチケット残ってるかなぁ。。
リストらしい華麗な一曲
非常に甘く美しいメロディーは次第に熱を帯びて情熱的に展開していきます。
同じメロディーが少しづつ装飾されて壮大に広がっていく様は演奏者も観客もテンションマックスですね。
鳥肌間違いなしです。
技巧的で難しい曲ですが、ピアノ学習者にはぜひ奏破していただきたい一曲です。
とゆうわけで、今回はリストの愛の夢第3番を取りあげました。
クラシック音楽にはまだまだ魅力的な曲がたくさんあります。
これからもおすすめの一曲を紹介していきますよ。
それでは次回をお楽しみに!
クラシックは月額聞き放題のサブスクリプションサービスがおススメ
同じ曲を違う演奏家で聴き比べるなど、クラシックを思う存分楽しむなら月額で聞き放題のサブスクリプションサービスがおススメです。
サブスクリプションサービスとは固定額で好きなだけ音楽を楽しめるオンラインサービスで、個別に曲を購入する必要がないため様々な曲を気軽に聞くことができます。
つまり聞けば聞くほどお得。
昔はジャケ買いするのにも勇気がいりましたが、これなら月額制なので安心です。
ダウンロードしてオフラインで聞くこともできますよ。
おススメなのはアマゾンのサービス。
Amazon Prime Music
「Prime Music」なら100万曲以上の楽曲や音楽のプロフェッショナルが選曲したプレイリストを無料で
Amazonプライム(年会費 税込3,900円)に登録いただくだけで、AKB48、AI、GreeeeN、HY、MACO、angela、テイラー・スウィフト、サム・スミス、アリアナ・グランデ、マルーン5、エリック・クラプトン、マイルス・デイヴィスなど、国内外の人気アーティストによる100万曲以上の楽曲や、音楽のプロフェッショナルが選曲したプレイリストを追加料金なしにお楽しみいただけます。
Amazon Music Unlimited
上記のプライムミュージックのアップグレード版。
聴ける楽曲数が4000万曲以上に増えます。
すでにプライム会員なら特別価格で利用可能。
まさに無敵のサブスクリプションサービスです。
それぞれ無料お試し期間があるので是非登録してみてください。
クラシックは同じ曲であっても演奏家によって全く違う表現を楽しめます。
サブスクリプションサービスを活用して気軽にクラシックを堪能しましょう。
それではまた!