塩野七生の「ローマ人の物語」はめっちゃ長いけど超おもしろいよ

みなさんこんにちは!スキピオ(@scipiopiano)です!

今回から僕の好きな本をちょこちょこ紹介していきたいと思いますが、特に新刊でもなくジャンルも気にせず読書感想文的になってしまう危険性が多分に含まれていますのでご注意ください。

さて今回は僕が大好きなシリーズである「ローマ人の物語」です。

はい、地中海を中心に西はブリテン島から東はメソポタミアまで一大支配圏を気づいた古代ローマのお話です。

ローマはいかにしてその大帝国を築いたのか、どう衰退していったのか、その長い歴史のなかで現れた英雄たちや戦争、キリスト教、皇帝たち。

さまざまな考察が語られています。

ローマに関する本は世界中でたくさん出版されていますが、この本の特徴としては「学術書ではない」とゆうことですね。

本の冒頭にも塩野七生さん自身が書いていますが、”学者が書いたローマ本”ではなく”作家が書いたローマ本”であるとゆうのが人気の一つではないでしょうか。

つまり歴史書にありがちな堅苦しい専門用語やわかりづらい文章といったものは一切なく、ローマ時代を生きた人間たちの内面にフォーカスしていて、まさに「ローマ人」のお話になっています。

塩野さん独自の考察もたくさんあります。

なんせこのかた実際にローマの遺跡を回りまくってその目で見て現在はイタリア人と結婚してローマに住んでるくらいです。

ローマオタクなわけです。

それでいて感情的になりすぎずにある種冷徹とも思えるほど冷静に解説しているので、学術書としても非常に有用になっているのではないでしょうか。

それにしてもこの本を読んで初めて知ることが多いこと多いこと。

僕が世界史を好きになったのはこの本がきっかけです。

この本を読んでもっと世界のことを知りたくなりました。

世界史を学ぶといかに人類が同じ過ちを繰り返しているか実感しますよ。

それも何千年も前から。。

読書メモ

さてここからは僕がこの本を読んで印象に残ったことを何の脈絡もなく書きなぐっていきたいと思います。

カエサルは皇帝じゃなかった

はい。カエサルといったら「賽は投げられた」の名台詞が有名で5年連続流行語大賞を受賞しましたが(うそ)、この人皇帝だとずっと勘違いしてました。

実際は「終身独裁官」といった身分だったそうで、まあほとんど皇帝みたいなもんなんですけどね。

それまでいろいろ分散していた権力をすべて集めて、しかも「終身」とあるように死ぬまで権利を持ち続けるといった身分です。

彼自身が作りました。

実際皇帝と呼ばれるポジションは、カエサルが後継者に指名したアウグストゥスが就任したのが始めです。

これから”カエサル”と”アウグストゥス”とゆう名前自体が「皇帝」を意味するようになりました。

今のイタリア人と全然違う

これは実際にイタリア人と結婚しイタリアに住んでいる塩野七生さん自身がかいていることですが、古代ローマ人と現代のイタリア人は本当に同じ民族なのかと疑いたくなるほどに違います。

どのように違うのか。

古代ローマ人

めちゃめちゃシステマティック。地中海中に張り巡らせた街道は現在でも使える。上下水道完備。道路工事がめっちゃ早い。理性的。

現代イタリア人

超適当。車の運転荒すぎ。工事遅すぎ。道路工事とかずっとやってる。道一つの工事で余裕で一年以上かかる。理性なし。感情で生きてる。

といった感じです。これはイタリアに留学していた僕も納得の内容です。

皇帝殺されすぎ

古代ローマは現代にも通じるシステムを多く作った当時としては非常に先進的な国家でした。

ヨーロッパにおいてはローマに支配された時代をもって「近代化」とされています。

チャーチルはこのローマ支配による近代化がドイツよりも早いことを自慢していたそうです。

法律が整備されていたことも特徴です。

様々な権力を監視するシステムがあり、皇帝といえども市民と元老院の承認がなければ何もできない存在でした。

「皇帝」とゆう言葉から連想されるような無敵の権力者とゆうわけではなかったようです。

それほどまでに法律が整備されていながら、歴代の皇帝たちはめちゃくちゃ暗殺されます。

カエサルの暗殺は非常に有名ですが、それ以降もそれはそれは多くの皇帝が殺されまくります。

ローマの皇帝は元老院議員としてのシビリアンと軍団のトップとしてのミリタリー両方をかねていました。

皇帝が気に入らない軍団兵が皇帝を殺して、自分たちの将軍を皇帝に推挙するなんてことがものすごくたくさん起きました。

これだけ近代化されていた国家でもやはり古代であることに変わりはないんですね。。。

とにかく長いよ

はい、この本文庫版で全部で43巻まであります。

なので一気に読むのが辛いとゆう方は一年くらいかけて他の本も読みながらゆっくり読み進めていくといいかと思います。

ゆっくりでいいけど絶対最後まで読み終えたほうがいいよ!

ローマ史を知ることで現代にも活かせることがたくさんあります。

まじで現代の問題がそのままローマでも起きています。

愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶ。

歴史を学んで自分の人生のヒントを得ましょう!

それではまた!